スキ・泣き・恋
今日は7月28日



待ちに待った、別荘の日!





「美愛、気合い入ってるわね?」




「だって、夏休みだよ?
いっぱい遊ばなくちゃ!」





結局は花保、静奈、乃亜、麗蘭、岡下、和泉さん!
そして、何故か山吹速斗に和泉の弟に俺、心次が行く事になった…






「初めまして、麗蘭の彼氏の山吹速斗です!」




麗蘭さんに彼氏とか居たんだ?








「麗蘭の親友の乃亜でーす!」





「私は花保です!宜しく!」





花保も乃亜も速斗君に夢中…





にしても、麗蘭に彼氏いたとか初耳…






「麗蘭、彼氏とかいたの?」





花保が突っ込んでるし…





「最近知り合って、付き合うようになったんだ…!」





「へー!」





麗蘭って男っぽい性格だから、彼氏とか居らないって思ってたけど、やっぱり麗蘭も女の子だったんだ!







「葉山君!
おはよう!」





「おう!おはよう!」





彼女の振りをしろってゆってから


普通な感じだった…





「ねぇ、葉山君!
彼女の振りをしてる事、誰にもゆったらダメなの?」




これは2人の秘密!
心友である岡下にも内緒…



だって、岡下は心次と付き合っていていつ心次の耳に入るかわかんねぇから!






「当たり前だろ?」





「つまんない…。」



つまんなくはないだろ?




「なんで?」





「だって、彼女の振りは一時的な物だし…
連絡も知らないし!」






当たり前だ!


父親の為に彼女の振りしてもらうだけ…

後は何があるって言うんだよ。





「お前、なんで彼女の振りをしてもらってるのか分かってるのか?
父親が帰ってきた時に振りをしてもらうだけだ!」




それ以外に希望なんてないだろ?





「…!」





それに、今は別荘に行くんだからこいつらに怪しまれるだろ?





「それから、別荘に着いたら俺とは喋りに来るな!
怪しまれると困るからな!」





「ハイ、ハイ、分かりました!」






父親は夏休みが終わってから帰ってくる!



それまでの辛抱だ!









「葉山ー!置いて行くぞ?」





「おぅ!」




これから、別荘で何が起こるかも知れないで?







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