はじまりはミステイク
プリクラを撮ってから、近くの公園に来た私達。ベンチに腰掛けて今に至る。
「にしてもさ、プリクラってこんなに変わるんだね」
「藤山の目キラキラし過ぎて怖い」
「女装して撮った方が似合うかも、俺」
半分こしたプリクラを眺めながら笑う藤山。そんな藤山の横顔を見ながら、再び募る罪悪感。
やっぱり、本当のことを言おう。
遅くなったけど、言うなら今だ。
あの告白は間違いだったって伝えなきゃ。
「ふ、藤山」
意識し過ぎて声が震える。
「ん、何?」
藤山が不思議そうな私を見る。
「あの、あのね」
自分の洋服の裾を握りしめて言い出す言葉を探す。
「話すのゆっくりでいいから大丈夫。逃げたりしないから、言ってみ?」
藤山の言葉が優し過ぎて、視界が滲んできた。
「あま」
「ごめん、藤山」
「え?」
「……なの」
もう一度唾を飲み込んで、言葉を伝える。