愛されることを知らない孤独なお姫様
7〜陸斗side〜
「日向来い」


秋が桜華に入ることが決まり俺は日向を呼び出した

外へ出るのに歩きながらさっきの出来事を回想していた


驚いた

まさか姫じゃなくて下っ端はななることを望むなんて...

相変わらずおもしれー女

口角が上がってるのにも関わらず俺は外へずんずん歩いていく


さて、どうやって日向を説得しようか

いや、説得なんてしても意味無いか

日向は完全に女に拒否反応を起こしてしまっている

秋がいる時もずっと拳を握りしめてあの時のことを必死で忘れようとしてる日向がいた


そんな日向がいるのに桜華に女を勧誘したのは悪いと思ってる


だけど、秋はあの時の女みたいなやつじゃない

秋のことを信じて欲しいと思った


日向は志緒里にですら心を許していない

多少馴染んできたもののまだまだだ...

日向にもそれなりの過去がある。

だからこそその過去を乗り越えて欲しいと思った

秋はあの時の女みたいなのじゃない

秋を信じて欲しい


それにしても、俺がここまであいつに漬け込むことになるとはな...


ほんと、おもしれー女だ


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