記憶の中で生きる君へ、この空に誓う


『蒼大、ペアルックと洒落こもうか』


『乗ったぜ、源。親友の証な!』


そして、2人は銀のイヤーカフを買うと、さっそく耳につけた。


そんな2人の思い出に、私は胸が温かくなる。


感じるのは、『喜び』『信頼』といった、感情。


たぶん、この時源先輩が感じていた感情……。


ーーそして、場面が変わる。


今度は、金髪の源先輩が一人、屋上に立っていた。


って事は、最近の源先輩の記憶……?


源先輩は、いつもの位置から、あの澄み渡る青空を見上げていた。


『蒼大、俺は…まだ親友か……?』


あの温かい記憶から一変、切なげに呟く源先輩からは、『悲しみ』『孤独』の感情が伝わってきた。


何があったの、どうしてそんな事を……。


2人は、親友だし、それが簡単に崩れるような関係じゃないのは、見て分かった。





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