圭哉くんは俺様且つ暴君。



「って、動機が不純か。」



自分で自分にツッコミを入れながら、ルンルンな気分が止まらない。



でも、友達になった。
=圭哉くんのこと、諦めるってこと?!



自分から友達になって欲しい…なんて頼んでおいて、やっぱり好きなんです!ってのは



やっぱり卑怯なのかな。



「こんなに好きなのに、」



圭哉くんって、見る目ないのかな。
…千夏さんのこと好きだったんだもんね、それはないか。



あー、でも。
かなりの面食いなのかもしれないな。


そう考えたら、圭哉くんが私に振り向いてくれる見込みはゼロに等しいんじゃないの?整形?整形すればいいの?



「くそー!生まれつき誰もが振り返る美人になりたかったぁぁあ!!」


叫びながらベッドに飛び込んだ私を、ギシッと大きな音を立てながらベッドは支えてくれた。



それが心地よくて、私はそのままベッドに身を委ねる。


なんだか今なら、とってもいい夢が見れそうな…そんな気がするの。

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