不老不死少女・医療用機械人形少年
出会いは逆さまで
ここは南国の街並みのような煉瓦作りの街


その街に
長く膝まで届くような金色の髪をなびかせる少女と
少女の荷物と自分の荷物を持ち少女の後ろを歩く白色の髪をリボンで結んでいる右目に眼帯をしている少年が歩いていた

時刻は昼.道の両側にはいろんなお店を出して客を呼び込む店の亭主達の声が響いていた
すると

ガシッ
「!!!」
いきなり少女の首に手を巻き付け.少女の頭に拳銃を突きつけて
「黙れ!!言うことを聞かないとこいつを殺すぞ!!」
と叫んだ
すると後ろから店の亭主らしき人と警官が現れた…どうやらこの男は金を盗んだらしい
私も道連れか…
と少女はうんざりしていた

白髪の少年はただ黙ってマスターを見ていた…指示を待つかのように…

すると少女は少年に向かって…
「ワン」
とだけ言った
「分かりました」
すると少年は少女と泥棒に向かい走りだした
泥棒は何が何だか分からずただ慌てていた
少年は少女と泥棒の前に出ると
「我が主に触るな」
と泥棒を一喝した
するりと泥棒の腕を少女から引き剥がし泥棒を足払いのけ
泥棒が倒れた
少女は
「ありがとう」
と言うと少年は
「いいえ」
と軽く紳士的に微笑んだ




この少女がこんかいの主人

アリナ・ランスである

「お怪我は?」
この少年が機械人形のNo.1996235…ロビンである…





この二人が…
物語の主人公
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