命の灯が消える、その時まで

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*・*・*


私たちは雑貨屋さんを見た後、お昼を食べる場所を探すのに街をぶらぶらしていた。


『ああー楽しかった! 念願だった萌音とのお揃いも買えたしね! 』


そう、私は夕凪ちゃんとお揃いのキーホルダーを買った。


いじめられっ子だった私にとって、それは初めての体験。


『だ、大事にするね! 』

『もちろん! 私も大事にする! 』

『萌音、よかったな』

『うん! 巳影くんもバレッタありがとう』

『別に。俺があげたかっただけだし』


そう言ってそっぽを向いた巳影くんの耳は、赤く染まっていた。


そう、実は同じ雑貨屋さんで巳影くんに可愛いアンティーク調のバレッタを買ってもらったの。


へへへー、これも一生の宝物だな。



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