命の灯が消える、その時まで

13




*・*・*


とうとうやってきた、4人でのお出かけの日。


ロンTにショートパンツというラフな格好で現れた私に、真夕がすかさずつっこんだ。


「なんでもっとオシャレしてこないんだよ!」


そういう真夕は、ふわふわしたチュニックにスキニーパンツという、とってもかわいい格好。


足元はオシャレなパンプスを合わせていて、長い髪の毛も頭のてっぺんでふわっとお団子にされている。



うわー、私場違い…。


私がオロオロしてる間に、真夕が鬼の形相でこちらに近づいてきた。


そして私の手を取ると、いきなり駆け出した。


「え、ちょ、どこ行くの!?」

「服買いに行くの!」

「え、今からぁ!?」

「あの2人には30分待ってもらうように言ってきたから!」


って30分だけ!?


無理無理無理!


なんて私の心の声は届かず、あっさり真夕に連行された。






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