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命の灯が消える、その時まで
43ページ
命の灯が消える、その時まで
19
*・*・*
「実織ちゃん、朝だよ」
シャっという軽い音とともにカーテンが開かれる。
眩しい朝日の中に立っているのは看護師さん。
昨日から私の担当になってくれた、高瀬さんだ。
今私が書いているケータイ小説の看護師さんと偶然にも同じ名前でびっくりしちゃった。
高瀬さんは長い黒い髪をお団子にしてまとめている。
実は私の中での「高瀬さん」のイメージと丸かぶり。
本当に驚いた。
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