海で出会った彼に
「えっと…」
「あーわかった!…君も一緒にかくれんぼしたいんでしょ?!」
「え?!」
「…えへへ〜一緒にやろー!祐君っ」
「…う、うん!」
「あのあと、玲も見つけてからかくれんぼやってたねー」
「うん。覚えてたんだ」
「あたりまえじゃん」
「………俺さ、立海のこと本気だから」
え…。
「返事は正直にいっていいから」
返事…。私の気持ちは…
「私も…祐のこと好き」
「うん…」
「けど…それは恋愛感情じゃない…」
「うん…」
「…仲間として、祐のこと…。大好き」
「うん…」
「…だから。…ごめんなさい…」
「うん…わかってたから。…立海、」
「…」
「泣かないで?」
「だってぇ…」
もし、私の答えで祐が傷付いてしまったらって…
「俺、恋愛として立海のこと好きっていったけど、仲間としても好きだから…立海の気持ちは嬉しいよ」
「ゆ、うぅー。」
「…さ、帰ろうか。もうこんな時間。送るよ」
「だ、大丈夫…」
「最後の瞬間まで立海への好きって気持ち、持っていたいから…」
「……わかった」