イジメ返し2 ~恐怖の復讐劇~
あたしの部屋にノックもせずに入ってきた美亜の目は真っ赤に充血して、目の下には涙の跡が残っている。
一つに結わいていた髪は乱れ、短くなっている気さえする。
左の頬は誰かにはたかれたのかのように赤くなり、ランドセルは土で薄汚れていた。
『部屋に入るときにはノックぐらいしてよ』
ぐっと気持ちを抑えてそう言うと、
『あのね、お姉ちゃんあたしね……』
謝ることもなく自分の話を始めようとした美亜にあたしの中で何かがプチンと切れた。
必死こらえていた感情が一気に胸の奥底から沸き上がりあふれだす。
『――いい加減にして!!』
バンッと机を叩いて立ち上がると、美亜はびくっと肩を震わせた。
『もしかして、今さら誰かにイジメられてたって泣きつこうとしてるんじゃないよね?』
自分でもびっくりするぐらい冷たい声だった。