ある夏の思い出〜よつばの約束〜
その約束
享年91。

笠原彰人は家族に看取られ、亡くなった。

妻・笠原梨奈は、1年前に亡くなっていた。

子・高瀬幸菜が、夫・高瀬悠人に支えられながら喪主を勤めた。

ひ孫にまで恵まれた彼は、幸せに一生を過ごした。

口癖は、『命を大切にしなさい』だった。

そして、『誰よりも幸せに生きてやる』と、毎日を生きていた。

彼はみんなに好かれて、幸せだった。

彼も嫌なことは沢山あっただろう。

しかし、そんなことを感じさせないほど幸せに生きていた––––
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