空から雨が降る日。【完】
だけどどうしていいかわからず、晴太を押す。
押しても押しても引かない身体。
あぁ、晴太は男なんだ。と実感する。
そして顔をあげ私をじっと見て口を開く。
「雫、はじめて?」
今まで聞いたことのない声に、ブンブンと顔を横に振る。
そしてなぜか苦しそうに私を見る晴太。
「ひゃ…っ!?」
その瞬間、晴太の指が私の服に入ってくる。
「…ゃ、」
私だってもう大人だ。
経験くらい、ある。
だけどそれは、空雨を忘れるためであって。こんな―…