君の心は俺のもの


なんで?

私よ、瀬里だよって近寄ったら
ジョンが顔を引っ掻き
ポテが脛をめがけて来たもんだ

「いたっ・・・なんで?」と思ったら、違う匂いがしたんだとハッとした

すぐさまシャワーを浴び匂いを消そうとしたが、引っ掻き傷が私に罰を与えたかのように

「光に会わなければこんな事にはなってなかった」と声を消して泣いた


浴室のドアの向こうでジョンが
心配そうに「ニヤ~ン(ごめん)」と鳴いた


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