好きな人の弟を、利用した

残業&目撃

「はぁぁぁぁ……」


誰もいないオフィス内。

消灯時間が過ぎ、室内は暗い。

デスクに付いているスタンドの小さな明かりだけを頼りに、PC画面を見つめる。

お昼に凉子から聞いた話により、午後からの業務でミスを連発。

こめかみに青筋を浮かべて笑った上司から、


『明日までにミスを修正して、提出』


と言うお達しを受けた。
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