転職したら双子のイケメンがついてきた
「配達行くぞ、たまには手伝え」
壬言さんが割り込んできた。
わかりやすい焼きもちが、可愛いとさえ感じてしまった。
ワンボックスカーに乗り込む。
「今日はどこですか??」
「例のホスト野郎の邸宅の近所のエステだ。聞き込みに行くぞ」
「エステって、まさか…」
「開店記念に胡蝶蘭の注文を貰った。格安でお試し体験できるんだとよ」
「…つまり、カモになれということですか」
「名答だ」