あの日の後悔
あの日の後悔1
あの日、僕がとめていれば。
あの日、当たることがなければ。
あの日、後悔することは無かったのかもしれない。


ー数日前
「海斗よ、聞いて驚くな!」
「あーはいはい、今日は何?」


この俺の部屋でうるさくしてるのは
幼なじみの花菜だ。


「海斗ってば、冷たさは変わんないね(笑)」
「そりゃーいつもお前のマシンガントークを
まともにうけてりゃ、俺みたいになるよ?」
「(´・ω・`)そっかーって、今日はこんな話を
しに来たんじゃじゃないんだよっ!」
「なんとっ!ハワイ旅行が当たりました!」


その後、話を聞いていれば、
ハワイ旅行が当たって、俺一家と花菜一家で一緒に
行かないかということだった。


「俺は行かないよ。」
「えーせっかくの機会なのに?」


そう。とってもいい機会だと思う。
実のところをいうと、俺は花菜が好きだ。
だからなおさら家族ぐるみではなく二人で行きたい。
だけど、俺は嫌な予感がしたんだ。


『二人だけで旅行に行く』という夢が
叶わないとはこの時の俺は思っていなかった

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