家族の絆
出張中もロバートから何度か電話が掛かってきた。テロの資金でないことの証明や覚せい剤とか麻薬とは関係ないことの証明、更にはマネーロンダリング(〔money laundering〕資金洗浄。不正取引などで得た、汚れた資金の出所を、金融機関との取引や口座間の移動などによって、分からなくすること。)でないことの証明が必要だという。ともかく、日本には9月9日には帰国しているので、やはり書面で連絡して欲しいといった電話でのやり取りになってしまった。今まで彼らの時間帯に対して、8時間(夏時間なので正確には7時間)進んでいたのが、今度は逆に9時間遅れることになってしまい、祐一にとって、時差がこれほどまでに大きな問題だと感じないわけにはいかなかった。
ジョーにも何かしらの証明書が更に必要になるらしいとのことは伝えておいた。ジョーからの反応は、前向きなものであった。
『とにかく、最後の段階のようなので、うれしく思う。南アフリカのロバートとかいう人のいう通りにして欲しい。送金後は直ぐに連絡して欲しい。家族そろって日本に行けるように、直ちにビザを申請する手はずにしているので、そのことを承知しておいて欲しい』といった内容だった。
ジョーにも何かしらの証明書が更に必要になるらしいとのことは伝えておいた。ジョーからの反応は、前向きなものであった。
『とにかく、最後の段階のようなので、うれしく思う。南アフリカのロバートとかいう人のいう通りにして欲しい。送金後は直ぐに連絡して欲しい。家族そろって日本に行けるように、直ちにビザを申請する手はずにしているので、そのことを承知しておいて欲しい』といった内容だった。