世界のまんなかで笑うキミへ



………今日のことをあの絵の彼に言ったら、どんな顔をするだろう。


恥ずかしいから、絶対言わないけれど。



わいわいと盛り上がる私たちの声と、外から聞こえる蝉の鳴き声が、室内を包む。


絵の中のもうひとつの太陽が、美術室を明るく照らしていた。












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