春、さくら、君を想うナミダ。[完]
最初に向かった先は、イチゴ狩り。
イチゴが大好きなあたしだけど、イチゴ狩りをするのは生まれて初めてだった。
「イチゴが食べ放題なんて夢みたい」
「だよな~」
あたしが取ったイチゴに、
横から顔を出したハルくんがパクっとかじりつく。
その行動にドキッとして固まるあたしを見て、
くしゃっと崩した笑顔を見せる彼。
「うまっ」
そんな笑顔を見せられたら、どうしていいかわからなくなる。