春、さくら、君を想うナミダ。[完]



納得いかなかった。



どうして信じてもらえないのかな。



本当になにもしていないのに。



どうしてあたしだけが、ひどい目に遭うのかな。



「失礼します」



泣きそうになるのをこらえながら、あたしは職員室をあとにした。



空気がひんやりと冷たい廊下をひとり歩いていく。



……助けて。



唇が震える。



ハルくん……助けて……。
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