春、さくら、君を想うナミダ。[完]
ハルくんはあたしのこと、
本当に好きじゃなくなっちゃったんだね。
あたしが悪いんだ。
ハルくんのこと傷つけてばっかりだったから……。
だから、心変わりしたんだ。
あたしなんかよりもずっとお似合いのあの子に。
階段を駆け上がりながら、涙があふれて止まらなかった。
「ううっ……っく……ひっく……」
好きも、愛の言葉も。
ハルくんがくれた幸せも。
ふたりで過ごした時間も。
いまは……そのすべてが胸の痛みに。
涙に変わっていく。