春、さくら、君を想うナミダ。[完]
いじめに遭い、ビクビクとおびえながら過ごす毎日。
クラスメートは見て見ぬフリ。
息をするのさえ苦しくて、
ひとりで泣いてばかりで。
結局、お母さんにも言えなかった。
誰にも言えず、どうしていいかわからなかった。
あたしにはもう、これしか残されていない。
最後の選択だと、そう思った。
シャーペンを持つ手が震える。
あたしは、どちらの質問にも“はい”とマルをつけて、
名前は記入せずにアンケート用紙を提出した。