天神学園の問題児再来
「やん♪もう真太郎君、どこ触ってるの」

何やら艶めかしい声が聞こえる。

起きて早々ハートマークを撒き散らしているのは紫陽花と真太郎だ。

「触ってなどいない、手が当たっただけだ」

「もー、お尻触りたいんなら言ってくれれば触らせてあげるのに♪」

「偶然触れただけだと言っている」

「照れなくてもいいんだよぉ、真太郎君かわい♪」

…先日、離れ小島でプチ遭難して以降、この2人は妙に親密だ。

一体何があった、あの日あの時あの場所で。

「何があったんだ?花龍」

「私に訊かないで」

麗龍に質問され、花龍赤面。

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