天神学園の問題児再来
「沢山秋桜の手伝いをするといい。沢山手や指を切ったりするといい。手や指を切っているうちなら、命に関わる事はないから。その間に、刀の痛みをしっかり覚えておくんだ」

鳳仙花は龍馬に背を向ける。

「痛みを嫌と言うほど味わったら、そこから本格的な修行を始めよう…勿論ただで夕飯の手伝いをしろとは言わない。夕飯は毎日ウチで食べて行くといい。体作りも修行の一環だからね」

台所を出て行く鳳仙花と入れ違いに。

「龍馬~、絆創膏持ってきたよぉ」

紫陽花が戻ってくる。

「痛み…か…」

手の傷をしみじみと見つめる龍馬。

「確かに痛いがじゃ」

「え、そんなに痛いの?大丈夫龍馬?」

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