天神学園の問題児再来
時代時代の一味には、その一味のリーダーの名が冠されていた。

だが、今の一味には名前がない。

即ち、明確なリーダーが存在しないという事だ。

「そこで…来たるべきタイマントーナメントで優勝した者が、一味の首魁を務めてはどうかと思うのだが、どうだ」

「…悪くないぜよ」

龍馬はニッと笑う。

名実共にリーダーに相応しい者が、自他共に認める一味の首魁となる。

龍馬は…いや、一味の誰もが異存などあろう筈もない。

「ならば」

真太郎もまた、頷く。

「この誓い、忘れるなよ」

「わかったぜよ」

2人は視線を交わし合う。

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