天神学園の問題児再来
「じ、じゃったら」

頬に冷や汗を伝わせながら、龍馬は振り向く。

「ヴラド先生が、わしの相手をしてくれるがか?」

「……」

隈のある目で龍馬を一瞥するヴラド。

ややあって。

「!!!!!!!!!!!」

二挺拳銃合計12発の弾丸が、龍馬の足元の床に撃ち込まれた。

刻まれる銃創。

その上に、龍馬はペタンと腰を抜かす。

「寝惚けるなよガキ。脊髄引き摺り出すぞ」

脅し文句だか殺害予告だか分からん捨て台詞を吐いて、教室を出て行くヴラド。

「ほらぁ、ヴラド先生に怒られたぁ~」

和やかに紫陽花が龍馬を窘める。

「お、怒られたちゅうか…殺されかけたがじゃ…」

龍馬涙目。

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