俺様上司に、跪いて愛を乞え
第7章 Spicy Night

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「…そろそろ、帰るか?」

うなづくと、助手席側のドアがあけられた。

夜の道がヘッドライトに明るく浮かび上がる。

少し遠出をしたことで、方向感覚がよくわからなくて、いつ頃帰り着くのか検討がつかなかった。

そのせいで、うつらうつらもしてきて、いつの間にか私は、眠ってしまっていたらしかった。
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