感染学校~死のウイルス~
「なんで、こんなにも簡単なことができなかったんだろうね」


空音が答える。


その声もひどく震えていた。


殴り続けていたから、腕がだるくて力が抜けて来る。


それでもあたしと空音はやめなかった。


うずまく後悔の渦の中、外から差し込む光は大きくなっていったのだった……。
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