愛し、愛されたのは優しい死神でした。

律さんの正論過ぎる言葉に何も言えず…私は次の言葉を待っていると、この場を乗り切ろうと焦り気味に岳が口を開いた。

「なっ…!そそうだけどさ!
ルナとか兄貴とかお互いに敬語だし!それに名前にさん付けは…その…むず痒いじゃん!
…何て言うか距離を感じる!いや…壁??」

「………ふむ」

律さんは何かに納得したのか何か考えるように俯いた。

それが解ったのか次は私に同意を求めてきて…

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