愛し、愛されたのは優しい死神でした。

[ククククッ…ヤハリここニイタ…ウマそうなオンナダ…♪アタマは悪いガカオはイイ…!!]

『っ!!!?』

それは律さんとは似ても似つかない化け物だった。
かろうじて人間の姿をしてるけど、
今にも別の生物に変わってしまうんじゃないかと思う位…体の部位の様子がおかしかったから―。

『っ…嫌っ…来ないで…!』

この前の黒猫の化け物なんかとは遥かに桁が違う。
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