愛し、愛されたのは優しい死神でした。
窓の外、花壇の片隅に黒い猫が一匹…私の方をじっと見つめている。
―何となく妙な胸騒ぎがした。
その時は特に気に止める事も無く私は朝食を作りにキッチンへ出向き冷蔵庫を開ける。
『…なかなか減らないな…。』
たとえ一人でも、食材には困らない。
なぜなら両親の昔からのよしみで、仲の良い農家さんやら酪農家さんの方々が毎週定期便で送ってくれるから。
中にはハムやベーコンなどの加工食品もあったり、新鮮なお肉や卵が食べられる。
なんとか消費しないと。