愛し、愛されたのは優しい死神でした。

『お姉…様っ…!』

「偉かったね♪ルナ?ちゃんと自分の事も出来て、ちゃんと…見付けられたね…♪」

『…っ…!!』

ルナは何かに気付いたのかハッとした顔をした後、何かを感じ取ったのか取り乱し始めた。

『…っやだぁ!!…まだ一緒に居てっお姉様!…っ…一緒に…!』

「もう…甘えっ子だね、ルナは♪…律さん、岳君。ルナを宜しくお願いします」

辺りは無数の光で溢れていた。この光景は見慣れてる。毎回毎回、見惚れる程の美しさを放つから。
また一つの魂を導く時が来たんだな―。
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