心に届く歌







「……横になっても、良いですか?」


「良いよ」





ぎゅっと目を瞑りベッドの上横になるシエル。

床に座って点滴を受けると、頑なにベッドに乗るのを拒んでいたけど、

わたしとドクが言ってようやくベッドの上に乗ってくれた。





「…っ…ううっ……」


「眩暈でもある?」





細い体を小さく丸めるシエル。

わたしの問いに小さく頷いた。








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