FEEL《上》
「私はやめておくね。」




サナはそう私に笑いかけるとソファに座った。




『………、』




ふと、昨日結論を出した話を思い出す。




「ん?なに?」




サナがこちらへ視線を向けた。

私の反応が気になったのか、
サナが私の顔を覗き込む。




『……明日、話ある…。』




私がそう言うと、各々から了承の言葉が貰えた。




「じゃぁ、行こっ!律!」




シウが声をかけたのをきっかけに全員が立ち上がり、私達は夜の繁華街へと向かった。




律side end.
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