イノセント
イノセント
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最後に会ったのは
君が
俺に
別れを告げた時だった。
それまで
二人でいろんな事をして
笑ったり
怒ったり
悔しそうにしたり
…幸せそうに、頬を赤く、染めたり。
たくさんの君の表情を、
俺は見てきたはずなのに。
最後に残っている君の顔は
泣いてる顔だった。
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こんなに好きで。
こんなに大好きで。
こんなに愛してるのに。
この想いは。
絶対に
届かなくて。
それでも。
この変えようの無い事実を
どうにか変えようと。
身を足掻く。
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2人でいれば
どこだって
なにがあったって
幸せだと感じてた日常も
幸せにと願っていた未来も
油断すると
気を許して
それを当たり前と思っていると
いつのまにか
掴んでたはずの
指の間から
こぼれ落ちて行く。
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