ブラッド
 特に篠原や羽野などの殺人犯は、擁護の余地など一切ないのだから、遠慮なく糾弾していい。


 個人的にそう思っていた。


「佐山、行くぞ」


「はい」


 コーヒーの缶を捨てて、また歩き出す。


 全身全霊を掛け。


 刑事としての職務を全うするつもりだ。


 昼前のG市は日の光が刺したかと思うと、曇ったりで、複雑な天候である。


 もちろん、天気などに関係なく、警察の捜査は続くのだが……。





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