ブラッド
第69章
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 春の日差しが差す中、連日外回りする。


 疲れはあった。


 夕方、署に戻ってきて、パソコンに向かい、報告書などを作成する。


 帰宅は毎日午後9時過ぎで、ヘトヘトになっていた。


 食事などを済ませ、シャワーを浴びて、夜は眠る。


 また時が流れ、その週の火曜になった。


 朝は通常通り上下ともスーツに着替えて、コーヒーと軽食で朝食を済ませ、署へと向かう。


 刑事課内の捜査本部で事務作業しながら、伊里町を待った。


 疲れはある。


 外回りが続いて、だ。


 だが、下古毛充もいずれお縄だろう。


 暴対が従流会事務所を捜索している以上、今回の金子雅夫・工藤隆明連続殺人事件の
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