樹の生えた彼と私の奇妙な恋
終章

ボブ・ディランを二人で聴きながらゆっくり飲んでいた。


マスターはそれで仲直りしたんだなと言うとうちでボブ・ディランを掛けるのは最後にするからきっちり聴いて行けよと真顔で言った。



私も彼も抗議しようとしたが、一切の抗議は受けませんとマスターが、言った為にじっくり聴く事に専念した。


確かに歳をとっての声も悪くないね。今日CDショップで何枚か買おうかなと彼は言った。



するとマスターが、ボブ・ディランよりプリンスを買えよディランは生きてるけどプリンスは死んだんただから供養だよと強い調子で抗議して来た。


私は彼の樹を見ながら春になったらどんな花が咲くのだろうとボブ・ディランの嗄れ声の中で思った。













終わり
< 9 / 9 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:12

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

憎い夏
高山/著

総文字数/629

その他1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
今年の夏は特に暑い。 暑い夏に雨が降る。 悲しく寂しい雨が一瞬だけ降る。 暑い夏は、まだまだ続いている。 2018年八月二十七日完結
父の死とドーナッツ
高山/著

総文字数/2,955

その他5ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
七月十四日猛暑になる朝七時十四分に父が死ぬ。 童話のこの話しはリンクしてます。 空洞と抉られる感情と。 今のうちに残したかったです。 2018七月十五日完結
ブログについて
高山/著

総文字数/7,711

実用・エッセイ(その他)21ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
リンクしてるブログについてです。 更新状況や何故それを書いたのかをこちらに主にアップします。 2018一月十七日

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop