満月の夜に優しい甘噛みを
「曖來ちゃん、

お前のこと気にして一睡もしてなかったしな・・・。

それがダメだったのか~」

「・・・え?」

「曖來ちゃんお前が早く良くなってほしくて

ずっとお前についてたんだよ・・・。」

「お前のために・・・な。

羨ましいな~

曖來ちゃんみたいなカワイイ子についてもらえて!

ずるいぞー凛叶!」

笑いながら爽河は俺の肩を叩いてきた。

曖來がそんなに思ってくれてるなんて

知らない俺はあんなことばっか言って・・・

曖來のこと・・・

ごめんな・・・曖來。

俺なんにも知らなくてあんなこと聞いて・・・

そうベッドに寝たきりの曖來にそっと伝えた。
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