満月の夜に優しい甘噛みを

甘噛み~3~ 真実

チュン・・・チュン・・・チュン・・・。

私は小鳥のさえずりの音で目が覚めた。

「んっ。」

あんまりぐっすりは眠れなかった・・・かな。

昨日は・・・いろいろあったし。

時計を見ると7時ちょうどを指していた。

(今日は余裕~!)

トン・・・トン・・・トン・・・。

ドアをノックする音がした。

私はドアに近づき扉を開けた。

そこに立っていたのは・・・

「凛叶・・・。

おはよう!昨日はありがとう」

凛叶だ。

まだ朝早いからか白銀の髪には少し寝癖がついていた。

「・・・別に。

・・・おはよう。ご飯できてるぞ。」

「うん!」

「お前・・・朝強いの?」

「・・・ん~?強くないよ。」

「・・・じゃあなんでそんな元気なの?」

「1日の始まりだから!かな?ハハッ」

「ふ~ん。変人だな。お前」

「し、失敬な。」

そんな話を朝が弱い凛叶としながら

ダイニングに向かった。

トントン・・・トントン・・・トントン

キッチンから聞こえてくる包丁の音。

ジュー・・・ジュー・・・ジュー・・・ジュー

フライパンでなにか焼く音。

(いいにおーい)

私は力いっぱい扉を開けた。

「・・・あ。」

「・・・あ。お、おはよ!曖來ちゃん」

そこに立っていたのは爽河くんだった。

「・・・おはよ。」私はそっけなく言った。
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