自殺少女と花見の少年
一度見たことのあるここら辺じゃよくある造りの一軒家の前に着いた。

その家の玄関には前回もあった彼女の名字の表札があり、引越しをしていないことはわかった。



そして、恐る恐るインターフォンを押す。




しばらくして玄関から出てきたのはいつか見た純白のワンピースに赤色を飛び散らせ、顔も腕も足も痣だらけにした彼女だった。


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