自殺少女と花見の少年
「抜け出したあたしが悪いんだけどさ、おっさんに中出しされそうになったらそりゃ逃げるよね」



「えっ、そういう感じのお店なの・・・?」



てっきり、キャバクラのようなところで働かされてるのかと思っていた。



「そうだよ。すごいでしょ」



どう? とでも言うような顔で彼女がこちらを向いた。



「いや、そんな得意げな顔されても・・・」




「とりあえず、しばらくは会いにこないで。

あと、ここにも来れない。

来れるようになったら連絡する」



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