腕の中
誠も同じことを思ったようだ。


「病院だ!!薮の所へ行くぞ!!こいつ熱がある!!」


「「…え。」」


え?熱…?あぁ、だから足どりが悪かったのか。


とか冷静に考えていると


「おい!!早くしろ!!」


珍しく焦る陸翔に驚いた。


優しく彼女を抱き抱えて真司の待つ車へと走って行った。


「お、おい!俺らも行くぞ!」


誠に言われて俺らも全力で陸翔の後を追った。
< 16 / 66 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop