10代~突き通した我が儘~

夜響という自覚



女に振り回されて、


自分が夜響の一員だって事を、

すっかり忘れてしまっていた俺。


この日は、先輩達からの呼び出しだった。


「あっはい、お疲れさまですっ」

月曜日なのに、学校に行く気にもなれず

家でゴロゴロとしていた俺。


「よぉ。来都君?」

鏡さん!?

「ど、どうしたんすかっ?」

電話が来た理由は正直、分かっている。

「最近顔見てねぇな、て思ってよぉ。


すぐ夜響に顔出せ。話がある。」

ブチっと切れた電話。

やっぱりなー。最近は頭の中から夜響の存在は

消えていた。


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