夫婦・・として

☆☆報告とご挨拶


次の日
正臣さんに呼ばれて
学部長室に行くと
ニヤニヤした、正臣さんと仁がいて
「報告!」
と、言われたから
「はぁ、はいはい。
お陰さまで、佐原さんから
プロポーズしていただき
お受けしました。」
と、言うと
二人は、喜んでくれて
正臣さんは、ホッとした顔をして
仁は、
「やっとだな。」
と、言ってくれた。

近い内に
東の両親に
会って来ると話した。
正臣さんにも
「会ってくださいね」
と、言うと

嬉しそうに頷いた。


週末には、
瞳子の両親に
挨拶に行くと

父も母も
大喜びだった。

父も、老けて
従兄に病院を任せて
隠居すると言っていた。
母さんとゆっくり暮らして
行くだろう。

鈴華の結婚式を
楽しみにしているみたいだ。

父は、暁斗を気に入って
二人で話し込んでいた。

近い内に暁斗の両親、
暁斗の息子である結斗君を
交えて食事をすることに。

翌日は、暁斗のご両親に
挨拶に伺って
「こんな、ぶっきらぼうな
奴ですが、よろしくお願いします。」
と、お父様に逆に言われて
「うふふっ、かしこまりました。
私の前では、感情豊かなんですが‥‥」
と、言うと
「瞳子、限定だ。
他の奴等に愛想よくする
必要ないだろ。」
と、暁斗。
「また、暁斗、そんなこと
言ってる。」
と、話していると
お父様もお母様も
嬉しそうに微笑んでいた。

「瞳子さん、なにやら
瞳子さんに、失礼なことをした
と、結斗から聞いています。
ごめんなさいね。
でも、亜紀さんのとき
こんな、デレデレした顔は
してなかったし、
私達にきちんと挨拶なんか
なかったのよ。」
と、お母様。
「あの時は、どうして
いいのか、わからず。
暁斗さんは、自分で自分と
戦ってくれました。
その事に感謝と感動しました。」
と、言うと
「瞳子を失いたくなかった。」
と、暁斗が言うから

お母様も、あらあら
っと、笑っていた。
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