MEMORY~キミへの思い~
頭が真っ白になった


だんだん記憶がなくなっていたのは自分でも気付いてた


だから覚悟はできてるって思ってた


けど、やっぱり私には現実を認める勇気なんて


もってなかったんだ


医者からこのまま入院して進行を遅らせるか


普通の生活を送るかの二択の選択を迫られた


第一に頭に浮かんだのはなぜか拓哉で


もっと拓哉と一緒にいたい


記憶があるかぎりみんなと一緒にいたい


その思いから真っ先に「入院はしません」と言った
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