冷たい王子とチビな私
「おぉー!2人暮しなのに広いねぇー」

っ!なんて無垢な笑顔なんだっ。

『...そうか?』

俺は何もおもってませんを装いながら、玄関で靴をぬいで、リビングに案内した。

『...とりあえず。もう遅いしお風呂はいってこい。これ着替え』

俺は姉の服を1式貸してやった。

「え?」

『俺はその間に飯つくるから。』

「そんなの悪いよ!私がご飯つくるから、竜斗くん、先にはいって!」

は?
姫華が作ってくれるだと?!

『...いいのか?』

「うん!料理は得意なんだ!」

顔も良くて、ご飯もつくれるなんて...!!!!

『んじゃあ、まかせた好きに使っていいから』

俺はキッチンを指さすと風呂場にむかった。
< 119 / 126 >

この作品をシェア

pagetop