冷たい王子とチビな私
「なんてことを...」

背筋が凍った。笑ってるのに、笑ってない。

『ねぇ。あんたはなんでそんなに鈍いわけ?』

彼はそっと私の髪をすくって囁いた。
体がどんどんあつくなってしまう。

「...え//」

『...ッ。そうゆう顔わざとやってるの?』
彼が顔を背けながらいってきた。
「え。ど、どんな顔??」
自分が今どんな顔をしているかわからない。


けど、きっと赤いことは確かだ。
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