冷たい王子とチビな私
クラスの女子
「あ!おそいぞぉぉー!」

友達の1人の永島凜々が口をふくらませていう。

「...ハァ。ごめんね、いろいろあって。。」
走ったせいでいきがきれきれでな自分。
そんな私をじーっとみつめて行広知夏がぼそっとつぶやいた。
「..イケメンの香りがする」
そのひとことにクラスの女子が私に視線をむけてくる。
「..え?」
知夏の匂い判定はとても正確だから、みんなイケメンってワードに反応!
「なになに?姫華イケメンといたのぉ?」
かるい感じで明坂夢がきいてくるので、あの男子生徒の話をしようと、おぼえている名前をあげた。
「んー..。よくわからないんだけど、りゅーとっていう男の子が…」
〝はぁぁ!りゅーとって、竜飛くん?!〟
< 7 / 126 >

この作品をシェア

pagetop